2021-01-01から1年間の記事一覧
ソフトウェアエンジニアにとって、技術的負債が増え続けるソフトウェアプロダクト開発現場に身を置くことがどれほど苦痛なことであるか。エンジニアリング組織のマネジメントを長年担ってきて、それは強く感じるところだ。 中途採用の選考プロセスに面接官と…
2007年にクネビンフレームワークが Harvard Business Review で紹介されて以降、ソフトウェアエンジニアリングの世界では、アジャイル開発、特にスクラムを採用すべき理由の説明で本フレームワークが用いられるようになった。 リーダー向けツールとして開発…
複数チームに分かれたプロダクト開発スタイルをかえって不自由に感じてはいないだろうか。チーム間に張り巡らされた無数のチェーンが自由を奪い、チームの活動を束縛する。そんな感覚だ。 組織を複数のプロダクト開発チームに分割する組織アーキテクチャは、…
自社ソフトウェアプロダクトのひとつが軽微な障害を起こした。 問題のコンポーネントを担当する開発チームによる一次対応がようやく落ち着き、一息ついたところで、チームリーダーから、障害に関する詳細な報告をZoom越しに受けていた。直前までリモート会議…
もし、開発チームのデリバリパフォーマンスが十分ではないと感じているなら、リリースした新機能や改善に対する顧客の反応を計測し、その評価結果をビジネス組織全体に対して可視化することをおすすめする。それが結果的に、デリバリパフォーマンスの向上に…
自社ソフトウェアプロダクトの内製開発チームの振る舞いが、外部ベンダー的だと感じたことはないだろうか。開発チームと企画担当の関係が、請負契約的な受発注構造になっているということだ。 ソフトウェア開発の従来的な請負契約では、何を作るかは発注側の…